ノミの予防、冬もする必要はあるのかしら?

皆さん、ノミの予防はしていますか?
春から夏にかけてはしっかり予防していても、涼しくなったら予防していない、という方も多いのではないでしょうか。
実は冬でも油断できません・・・!
動物に寄生したノミの雌は、1~2ヶ月(最長120日)程度生存し、何千個も産卵します。
その卵は、環境温度が27℃以上、湿度が50%以上あれば数日間で孵化して幼虫になります。
その後二回脱皮をし第三幼虫となり、サナギになったら環境温度が24~32℃、湿度が78~80%ほどあれば1週間程度で羽化します。
しかし、サナギはこの環境条件が整わないと何か月もサナギのまま生存し続けることが可能。
そして環境条件が整い動物やヒトが近くに来た気配を察知すると、直ちに羽化して成虫になりヒトや動物に飛び移って吸血するのです。
また、このライフサイクルはノミの成長に理想的な環境条件だと2~3週間くらいですが、温度が低いと半年くらいかかるとも報告されています。
つまり、冬でもこんなことが起こり得るのです。
・夏に一度ノミに寄生され、それを駆除ししばらく予防薬を使用していたとしても、お部屋に残っていたサナギが後々羽化して再度寄生される
・涼しくなってきた頃「今日はあったかいわね~」なんて日に、お散歩中にお外で寄生されてしまう
油断できませんね!!
冬でもしっかり予防しましょう!
(執筆:接待先生)
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