寒くなると耳から血が出る、これって大丈夫なの?

暑かった夏もやっと終わり、秋も駆け足で過ぎていきそうです。
寒くなると耳のふちにかさぶたができて、暖かくなるとそれが無くなる、というのを毎年繰り返すという子をたまに見かけます。
もしかしたらそれは「寒冷凝集素病」かもしれません。
ワンちゃん・ネコちゃん、どちらにも見られますが、どちらかというとワンちゃんに多いようです。
「寒冷凝集素病」は寒さにより末端の血管に障害がおこり、耳のふちや肉球などに潰瘍や壊死がおこります。
壊死した組織は脱落して取れてしまい、ひどい場合は耳の不整形が残ることも。
寒い外気に触れることにより起こるので、おうちでは、
●冷たい空気に触れさせない
●血行を良くするためにマッサージをしたり血栓ができないように軟膏を塗る
●血液サラサラになるサプリメントを飲む
などの対処方法があります。
まずは気になったら獣医師さんに早めに診てもらいましょう!
(執筆:椎橋先生)
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