爪が伸びすぎちゃう。切らないとダメですか?

飼い主さんにとって、ワンちゃん猫さんの爪切りは自分ではしにくいケアの一つですね。
しかし、ワンちゃんも猫さんも長く伸びた爪には要注意です。
歩きにくいだけではなく、ひっかけて折れる、肉球に刺さるなど思わぬ事態になる事があります。
また、伸びすぎた爪は中の血管も長くなってしまい、切ると出血してしまうこともあるのです。
ワンちゃんの場合、散歩でアスファルトの上を力強く歩く(引っ張りながら歩く)子なら後ろ足の爪はすり減ることもあります。
しかし、前足の爪はそこまで減らなかったり、人の親指にあたる第一指は地面につかないので特に伸びやすいです。
猫さんの場合は、爪とぎをすることで鞘がぬけ、適度な長さを保つようになっています。
しかし、年を取ってくると関節などの具合で爪とぎがしにくくなり、伸びすぎてしまうことが稀にあります。
猫の関節炎罹患率は11歳以上で90%という報告もあります。
最近爪とぎをしない、歩き方が変など、いつもと違う様子が見られたらかかりつけの先生にご相談ください。
というわけで、ワンちゃんも猫さんも、定期的な爪切りをおすすめします。
爪切りが苦手な子もいますが、おやつなどのご褒美を使いながら徐々に慣らしていくようにしてくださいね。
(執筆:椎橋先生)
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